彼方のアストラ 3巻伏線まとめの皮を被った感想文 その1【ネタバレあり】
彼方のアストラ3巻の伏線まとめ風。
めちゃ長になったのでCさんまとめは別にします。
5巻分全部のネタバレがあるのでご注意ください。
①クレイジー保護者会
・失踪宣言したがるウルガー父。この巻で分かることだけどかなりの畜生。
アリエスとシャルスのお母さんだけ失踪宣言に食い下がる。
・シャルスの義理のお母ちゃん以外同性の親御さんばっかり
・アリエスとお母さんの血が繋がってない
などなど伏線いっぱい。分かりやすく似てないのもアリエスとシャルスだけなんだなあ。
ウルガーもあんまり似てないけどね。全巻読んだ後に読み返したら怒りが収まりませんぞ!!
②単為生殖する惑星アリスペードの生物
初めてクローンて言葉が出てくる。容疑者Cさんが嬉々として説明してくれる。お前が説明するんかい。性別が無いって話のときに写るなんとも切なそうなルカの表情が可愛い。
③ウルガーと父親
兄貴ばっかり可愛がっていたというウルガーの親父。初めて読んだときはお兄ちゃんの方が優秀だったのかなくらいにしか思わなかったけど、真相を知った後はもう親父の畜生ぶりにビビる。実子のお兄ちゃんは普通に子供として可愛がってただの道具と思ってたウルガーは雑に扱ってたとか許せませんわ。お母さんはウルガーのことどう思ってたんだろうなー。お母さんがウルガーを生んだかも分からないし、もしかしてお母さんはお母さんで親父が浮気相手と作った子供連れてきたとか思ってたかもしれん。ウルガーが良い子に育ったのはお兄ちゃんのお陰だねえ。
④ザックの父親の研究
伏線ていうか事件の真相ど真ん中。諸悪の根源。そしてCさんのいけしゃあしゃあ。お前全部知ってるだろ読者は知ってるんだぞ!!
⑤ウルガーの兄
お兄ちゃんは世界の秘密を知っちゃったのかなあ。作中で深くは語られないけど、あんなことになってしまった理由はそこかなあと。ここの親父の畜生ぶりたるや…実子だと辛いけどクローンだから良いなんてウルガー可哀想過ぎる。
⑥B5班のみんなの共通点
愛情を受けて育ったのはアリエスだけ。アリエスのお母さんだけは危険を冒してまで国から逃げて自分の娘として大切に育ててくれたんだなあ。他のみんなは親たちに道具としか思われてなかった。辛い。だからこそ4巻の「俺たちが家族だ!」っていうカナタの台詞が光る。
自分を助けられなかったという後悔をルカにして欲しくないと自ら手を離すウルガー。ここでウルガーさんは晴れて絶対刺客じゃない三連星入りを果たします。キトリーユンファと3人合わせて絶対刺客じゃない三連星!!読者目線では彼が刺客じゃないっていうのが刺客を追い詰めるシーンで重要になったりする、気がする。大将に完全攻略されたウルガーが全員で帰ろう、と言うシーンでシャルスが見切れてるんだよなあ。
⑧シャルスの回想
回想シーンでのセイラの眼が描かれるのは落ちるシーンだけ。徹底的に顔が隠されてます。オッドアイに触れないためだろうか。嘘回想だけどシャルス個人の視点じゃなくて語りを絵にしてるからミステリー的にOK、とネットの有識者の方々が言ってました!!なるほど。1回目に読んだ時点でSEIRA→ARIESって気付く人凄い。
⑨セイラの写真
嘘回想と矛盾する大人セイラの写真。こんなん初めて読んだときに自分では気付かん!!でもこの懺悔シーンはめちゃんこ意味深な上に最後の最後まで回収されなかったから私はお前が刺客だろうと思ったよ。どういう気持ちのすまないなのかな。王様の使命も果たさず自分が仲間を作ったことを後ろめたく感じてたりするんだろうか。妄想が捗ります。
⑩惑星イクリス
めっちゃ寒いって言うシャルス。この後カナタとフニちゃんが遭難する。
⑪アーク号発見
フニちゃんからの指摘で真っ先に気付くシャルス。お前すかさず通信機壊せるくらいには詳しいもんな。
⑫冷凍睡眠装置
ポリ姉の登場によりスピード回収される伏線。このシーンのザックは理屈が通ってるから口に出しても問題無いって考え方の心無い非モテ理系男子極まってる。そりゃキトリーもキレる。
⑬アリエスとシャルスのプロフィール
3巻でシャルスのプロフィールが出てくる。2巻のアリエスと合わせてみると、ちゃんと矛盾が無いように設定されてるう!って興奮できます。同時期に作られてアリエスの方がちょっと早く生まれたんだね。B5班で目がグリーンなのは2人だけなんだなあ。
【おまけ】
めちゃ長になったので3巻のCさんまとめは別記事にします!!
みんな彼方のアストラ読んでね!!