彼方のアストラ アニメ11話感想 その2【ネタバレ】

11話の感想という名のいつも通りCさんに対する感情強めな記事です。いつも以上にヤバい（私が）上に、記事が長くってすみません。私だって感想書き留めながら11話見直してて「もう7割いったやろ」って思ったら8分しか再生してなくてびっくりしたよお…

B5班の皆の説得にもうどうしようもない、と泣き出すシャルス。カナタにバチーン！されたほっぺが痛そう。「ボクだって旅をしてきたんだ」という台詞が重い。そうだよなあ、本当は全部分かってるんだよな、でも自分じゃどうしようもできなくて辛いんだよなあ、というとても悲しいシーン。変わりたいのに、自分では変われない。B5班の皆も泣く（もちろん私も泣く）。ここのシーンは作画が凄くて「B5班には美男美女しかいねえな…」ってなる。しかしシャルスとおザックさんは髪の毛の作画工数違い過ぎひんか。もうちょっとおザックさんの髪のメッシュを細かくしてくれてもいいんですよ。

　

そして決着へ。右手にもある。あの王様が任務を果たさせるためにこんなもの2つも持たせたと思うと腹立つわあ。引きで映る全部諦めた顔が悲しい。王様も裏切らないし大好きなB5班の皆も守れるシャルスなりの最適解。アニメになって初めて気付いたんですけど、シャルスがここで球体出した時にはもう、シャルスとB5班の皆はお互いの姿が見えないんですよね。だからもう、シャルス自身はここで誰にも見られず宇宙の藻屑になるつもりだったんだ。よくそんな悲しいこと思い付くなお前は！！

　 

「分かってるさシャルスお前の考えていることなんて」

カナタのかっこ良過ぎる名台詞！皆さん！！2019年9月19日（木）のミューコミプラス「彼方のアストラ特集」聴きましたか！？私はこのラジオで作者さんのお話を聞いてとても冷静ではいられなかった…ご自身の耳で確認していただきたいのでさっぱり目に書くと、

・カナタはシャルスが自決するだろうと分かっていた

・だから反重力シューズを履いて行ったし、天井が高い洞窟を決戦の場に選んだ

とのことでした。なんじゃそれは！！え～嘘嘘そんなかっこいい話聞いてないよお！！！先生が「皆気付いてなかったんだ…」みたいなこと言ってらっしゃったけど気付いてなかったよ！何度も原作読み返したのにごめんなさい！！シャルスを絶対に救う、というキャプテンの意志を原作者さんの口から語られてもう…私の情緒がめちゃくちゃに…

　

「ほんとは好きさ」の顔、原作よりすっきりした笑顔になってます。憑き物が落ちた状態。球体越しに、大好きな皆の誰にも見せずにこんな顔するんじゃないよ。17年しか生きてない人間がしていいことじゃないよ。ここからのシャルスは全部、シャルス自身の意志で行動して発言してるんだろうな。ここで初めて1人の人間デビューする。エモい（語彙力）

駆け出すカナタ。それに声を掛けるアリエスやザックの叫びでカナタが向かってきていることに気付くシャルス。ここに来て更に作画レベルがアップするだと…！？この立体感、躍動感、そして声優さんの名演、原作とは別の、動画の醍醐味です。アニメ化って素晴らしい。原作をなぞって知ってる話がノペーっと進んでいくだけのアニメ化じゃない。アニメ側でしかできないことしないと原作で良いやってなっちゃうけど、彼方のアストラアニメはそうじゃなかった。最高。

  

シャルスはだいぶテンパる。そりゃあ、自分は自分を許せないんだから、カナタが自分を許してその上で命懸けで助けにくるなんてきっと考えないわなあ。ミューコミプラス聴くと良いんじゃないかな！お前MCの方に「下手人」て言われてたけどな！！

アルティメット・ダイブ・ボム

かっこ良過ぎるキャプテンの必殺技。シャルスの考えなんて分かってるから冷静に、叫ばない演技が正解です的なことを作者さんがミューコミプラスで言ってました…ヤバい。あまりにもカッコいいカナタ。作画も凄すぎてヤバい。かっこ良過ぎてヤバい。ヤバいしか言えない。装備、場所、接近ルート、どれを取ってもミスター最適解。素晴らしい。

  

そして最終局面へ。え！？顔可愛くなり過ぎじゃない！？！？めちゃくちゃ可愛い顔してない！？！？アニメのキャラデザは原作より気持ち顔が丸くなってるから可愛くなってることは気付いてたよ？でもそれにしたって可愛すぎじゃない！？これ以上私の情緒をめちゃめちゃにするのは止めてください！！！

腕がうにゃうにゃした瞬間、画面が真っ赤になる演出が怖い。原作では腕の断面図まではっきり描かれてて骨まで見えてた。さすがジャンプ＋連載やでぇ...と思った記憶。アニメでは断面図は映らないようになっててちょっと安心しました。真っ先に駆け寄ってきてくれるアリエスとキトリー。はわあ！の悲鳴だけで堪えるアリエスが偉過ぎる。私なら気絶するね、間違いない。

責任取れよ、のシーン。何が良いって、ここでカナタはシャルスを責めないんだよなあ。それどころか「自分の右腕になれよ」っていう生きる理由まで与えてくれる。かっこ良過ぎる。そりゃカナタの前では皆ヒロインになりますわ（出典：島崎信長さん（シャルスの中の人）のインタビュー）。1人の人間デビューしたばっかのシャルスが罪悪感で潰れないように、自分がたいへんな状況だってフォローしてくれる。あまりにもカッコいい。これでシャルスはカナタの右腕として一生いきていける。シャルスを救うことが彼方のアストラのストーリーの根幹で、シャルスを救うことだけが全員で生還できる唯一のハッピーエンドルートなんだよなあ。誰が欠けても辿り着けない。でもこうしてB5班の皆でそのルートを勝ち取れた。本当に素晴らしい。

  

そしてエンディングのイントロが…ってげえぇー！？？！？！ここで1話のアニオリを挟んでくる！？アリエスを助けた帰り道、アニオリで手を繋いでいたシーンを！？ここで！？！？やめて！！私のライフはもうゼロよ！！！これ以上語彙力を失って「尊い…」しか言えないオタクになりたくない！！！

しかし神回は攻撃の手を緩めなかった。ここまで原作の4コマネタを拾ったり、B5班の皆が旅の途中で撮った写真風の絵をアニオリで入れたりしていたエンディング映像が、11話の前3つは原作カバー裏の班員過去写真の再現に。しかも1巻・3巻・5巻のおまけをここに集約するという神演出。原作読んだ時はバラバラに見るけど、アニメで一気に出されると来るものがある。カナタと先生、ウルガーとお兄ちゃん、シャルスとセイラ。みんな大切な人を亡くしたけど、新しくB5班という家族ができたんだよね。そして最後にザックとキトリーの婚約おめでとうパーティ。ヤバい（語彙力）。11話までのエンディングでは一貫して、絵がアップの状態からカメラが引いていく、という演出になってました。でもカナタウルガーシャルスの過去は絵が動かないんだなあって気付いて感動でぶるぶるしたわ！！B5班の現在の姿は動いても、3人の過去は動かない＝変わらないってことなのかなあ。

  

そしてこれまで何の気なしに聴いていたエンディング曲。安月名莉子さんのGlow at Velocity of Light。曲名は“光の速さで輝け”で良いんだろうか。普段マレーシアの人の訛ってる英語しか聞くことないから分かんねえよ！それは置いといて、あまりにも曲の入りの演出が神っていたので11話で初めてまじまじと歌を聴きました。なんじゃこれはー！！！え！？完全にシャルスの曲やん！！「ほんとは変わりたい自分がすぐそばにいる」ってもう…歌詞がストーリーの内容とリンクしすぎて…いい歳して咽び泣きましたね。仕事から急いで帰って来て一人で最新話見て咽び泣いたよ！そんでmoraで速攻エンディング曲買ったわ！勢い余って大した再生機器じゃないのにハイレゾ買っちまったわ！！2番の歌詞も良い。2番もシャルシャルしてくる。幾千の出会いで自分のかたちが作れる、ってところが好き。推しのためにアニメのエンディング曲が作られていたなんてそんな嬉しいことある！？本当にもう…アニメ化ありがとうございます。こんなに幸せな気持ちになれるって、そうそうない。

11話でこんな長文書いて、12話大丈夫なのか？　1時間あるんだぞ？？

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