彼方のアストラ アニメ12話感想 その2【ネタバレ】
ついに辿り着きました最終回の感想その2。大好きな漫画が素敵なアニメ化されてとても幸せな気分です、というテンション高めな記事です。いつもの如くCさんに対する感情が爆発してます。
12話後半はヴィクシア王国が突如Tiger&Bunnyになる（中の人的な意味で）ところからスタート。神妙にお縄につけ！悪い王様め！原作ではペッパー警部の出番はここだけだったので、アニメではカナタ達B5班に親身に接してくれる良いお巡りさん感が増してます。アニオリでウルガーとお兄ちゃんの写真を見るカットも追加。二人は志を同じくした仲間だったのかな、とか想像を掻き立てますな。
そしてペッパー警部の働きにより、B5班のメンバーは着陸準備を始めることができます。みんなで何が思い出に残っているか振り返るシーン。ここで流れるED曲！えっそんなことする！？そんな演出しちゃう！？？泣くでしょ！！ここまでいろんなピンチがあって、それをB5班のみんなで乗り越えて、みんなそれぞれ成長してきた。みんなが成長してきたからこそ、力を合わせて最後の一人であるシャルスを救うことができた。だからみんなで、生きてアストラに帰って来れた。ここまでの旅、ストーリー全てに意味が有って、全部が繋がってこのエンディングに辿り着く。BGMはシャルスの曲。歌詞の「幾千の出会いで僕のかたちがつくれたんだ」っていうのが彼方のアストラの全てを表してると思う。こんな感動、そうそう味わえない。本当に、この名作に巡り合えて良かった。
「皆だ、皆が居たからだ。誰か一人欠けても辿り着けなかった。皆がんばったな。」
仲間を助けたことを振り返ったとき、いつだってそこには失われてしまった右腕が。辛いけど、それが自分の命を守ることすらも自分の意志では選べなかったシャルスの生きる理由になる。カナタはみんなが頑張ったおかげだと言ってくれる。語彙力失ってるけど、本当に最高です。名作オブ名作。
あとはもうアストラに帰ってハッピーエンドに突き進むのみ！！
原作の感想の記事でも書いたしマジで何度でも言うけどウルガーは大将大好きなんだから抱き着け！真っ先に大将大好きって話し始めた癖にかっこつけてんじゃねえ！素直になれ！ユンファとシャルスの間が空いてるから！ほら！！早く！！
帰って来てからの記者会見シーン、みんなの制服姿が可愛い。しかしめちゃくちゃ胸を強調するデザインだな。イメチェンする前だったとしてもユンファが地味に過ごすのは無理だったでしょこれは。
チューリップ再び。白いチューリップはシャルスなんだってさ！（彼方のアストラアニメスタッフさんによるイベントレポより） チューリップは球根で増えるからクローンの暗喩なんだって！11話では白かったチューリップが12話では赤くなってる。おそらくセイラの死後だから、白いチューリップ＝シャルス、赤いチューリップ＝セイラかな？？柱に手を掛けて立ってるシーンはアリエスのナレーションで「強い洗脳状態にあった」と回想してるシーンだから、成長後だけどヴィクシアを出る直前くらいかなあ。
そして舞台は7年後へ。ウルガーのお兄ちゃん周りの補完で、アニオリでウルガーと親父との面会が追加されました。このクソ親父め！お兄ちゃんの代わりにウルガーが死ねば良かったと、まだ言うか！！本当クズ。子どもとして愛さないどころか、実子と明確に差別して扱うっていうのが許せない。お兄ちゃんが消されることも時間の問題だったと分かってた上で、それを防げなかったからせめて若返り計画だけは…なんて本当に最後までウルガーのこと一人の人間として見てなかった。酷い。しかし和解の余地すらないというのは原作と矛盾しない良いアニオリですな。ウルガーにとってはもうB5班のみんなが家族だからね。お兄ちゃんとの思い出だけ大切にしておいて、こんな奴ほっとこうぜ！
しかしウルガーとシャルスは特にクローン元と似てないなあ。ある程度歳をとれば人格が顔に出るし、二人が将来あんな悪人面にならないと思いたい。
ウルガーがカナタ達の出発前に空港まで来てくれるという超絶良アニオリ！アストラ号とおザックさんにだけ挨拶というのも彼らしくて良い。最後まで素直じゃないカッコつけな奴め。
婚約しました！アリエスとカナタが電撃婚約！原作ではギャグ調の1コマだった「娘さんを僕にください！」シーン。なのにアニメでは…シャルスってばそんな…そんな嬉しそうな横顔見せられたら…なんか…泣いちゃう…だってシャルスはカナタとアリエスのこと大好きじゃん、いつだって二人の幸せを願ってるじゃん、だから嬉しくて仕方ないはずなんだよきっと。12話感想その1でも似たようなこと書いたけど、幸せを感じてるシャルスを見られる嬉しさと、彼は一人で生きていくんだろうな的な切なさがもう…おお…
そしてアリエスから女子達への報告シーンでのチューリップ！！赤と白。やっぱりシャルスとセイラかな。エモい（語彙力が死んだ）
最後はユンファの歌声に乗せて、旅立つカナタ達。俺がリフォームしたんやでってドヤるおザックさんが可愛い。もちろんウルガーを誘ったさ、というおザックさんのアニオリ台詞が良いなあ。出会ったときは殴り合いに発展しそうな仲だったのになあ。義手周りのやり取りとか、もう誰も気にしてないのが分かる素敵なシーン。そんな二人の元に顔を光らせながら駆けつけるシャルス。
だって、約束したじゃないか。きみの右腕になるって。
そうなんだよ。その約束がシャルスの理由なんだよ。あの旅でシャルスが手に入れた大切なものなんだよ。そんでもって、今回は自分の意志で二人と旅に出るんだよ。ああもう…最高。
先生に見送られ旅立つ宇宙へ旅立つ。尊敬する先生からもらった夢をカナタが叶える瞬間。素晴らしい演出。
宇宙の彼方へ！
カナタは宇宙探検家、ザックは宇宙分野での研究者、ウルガーはジャーナリスト、ユンファは歌手、キトリーはお嫁さん。なりたい自分になっている姿が眩しい。こんな感動することがあるか。彼方のアストラは9人の子どもたちが自分の人生を手に入れる物語なんですよ。どんな風に生まれてきたって、なりたい自分になれる。「自分の目で世界を見て 考えて 疑って 本当の自分になるってきっとそういうことなんだと思います」というアリエスの台詞がこの物語のメッセージだと、主演の細谷佳正さんもミューコミプラスで仰ってました。これを伝えることが演じる上でのモチベーションだったと。本当に感動です。忘れもしない2019年9月18日、30歳のおばさんが大人げなく定時退社して家に帰ってアマゾンプライムビデオの最速で見てお茶の間で咽び泣いたんやぞ！！原作20回くらい読み返した上で、想像の100倍素敵なアニメ最終回でした。涙が止まらないという状態になるくらいの感動。アニメスタッフさん方、本当にありがとうございます。アニメでしか出来ない音楽や空間の演出で、原作とは違った良いところが出ていて素晴らしかったです。12話を見てからこの記事を書くまでの1週間とちょっと、ずっとふわふわとした幸福感に包まれてます。素晴らしい漫画、アニメに出会えて本当に良かった。
正直なところ、Cさんに対する熱いパッションでこのブログを作ったのでテンションがやべえです！
自分で読み返したけど、テンション高すぎです！！
